国立大学法人 筑波技術大学保健科学部附属東西医学統合医療センター

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視覚障害教育

当センターでは、本学学生や大学院生、研修生等の臨床教育を行っています。
視覚障がいを有する学生や研修生も学んでおり、障がいに対する理解と協働、充実した障がい補償によって、バリアフリー化した臨床教育ならびに医療現場の整備をすすめています。

学生や大学院生、研修生等の臨床実習

  • 当センター利用者の皆様には、実習へのご協力をお願いしています。
  • 実習について、疑問な点やご要望がありましたら、遠慮なくお申し出下さい。

1. 学生の臨床実習に対するご協力のお願い

当センターは筑波技術大学保健科学部の教育施設であり、学生や大学院生の臨床実習が行われます。臨床実習は、教員等の施術の見学に始まり、学生の実力に応じて教員の施術に学生が参加するクリニカル・クラークシップの形をとることもあります。

2. 資格を有する学生や大学院生の教員指導下での施術について

すでにはり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の資格を有している学生や大学院生も在籍しております。資格を有する学生や大学院生は、臨床実習において教員の指導下で施術を担当する場合もあります。

3. 研修生の臨床研修

当センターでは、1993(平成5)年からはり師・きゅう師を対象とした卒後臨床研修制度を導入し、これまでに多くの優秀な人材を輩出してきました。2015(平成27)年には西棟が完成し、鍼灸やあん摩マッサージ指圧、リハビリテーションの臨床・教育・研究のすべての面における環境を充実・強化しています。
当センターで施術やリハビリテーションを担当する研修生は、資格を保有しています。教員指導の元、研修生が問診・検査・施術を行います。

視覚障がい者、資格保有者、他校の臨床教育

1. リカレント教育

当センターでは、2021(令和3)年の文部科学省の委託事業を皮切りに、視覚障がいを有する鍼灸あん摩マッサージ指圧師のリカレント教育を推進しています。本事業では、見学実習を中心に資格取得後の臨床教育を行っています。
視覚障がい者、資格保有者の学び直しの一環として、当センターでは鍼灸実技の動画を随時アップロードしております。ぜひご覧ください。鍼灸動画

2. 高大連携事業

他の視覚支援学校との連携事業として、オンライン等を活用した臨床教育の取り組みを実施しています。

実績

福岡県立視覚支援学校(2020年度、2021年度実施)

3. 受託実習

他の専門学校等の臨床実習や授業を受託実習として実施しています。見学等にご協力下さい。

実績

国際鍼灸専門学校(2019年度~実施)

東京医療専門学校(2020年度、2021年度実施)

4. 地域のはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師との連携

地域のはり師きゅう師あん摩マッサージ指圧師と、勉強会やイベントを通じて協働しています。

実績

つくば鍼灸研究会(毎年度開催)、守谷マラソンケアブース

  • 高大連携事業や受託実習、勉強会等にご興味がある方は、以下までご一報下さい。
  • 電話:029-858-9590
  • メール:hinata@k.tsukuba-tech.ac.jp
  • 担当:櫻庭(サクラバ)

臨床教育における視覚障害補償の一例

当センターでは、下記のような視覚障害補償を実施しています。

  • 診療部門(医師)カルテの電子化(音声リーダー対応)
  • 点字ブロックや点字マットの設置
  • 手すり等の視覚補償誘導具の設置
  • 点字によるガイド(誘導具、マップ、機器など)
  • 危険接触部へのガードの設置
  • 画像所見や診療録読み上げ等の補助員の雇用
  • 拡大読書機の設置
  • 読み上げソフト付きPCの貸与
  • 施術ブース内物品の定位配置
  • 点字ラベルライターの導入
  • 点字タイマーの導入
  • COMPASSへの参加->COMPASSとは?    など

    ※学生の見学も随時受け付けております。
    希望者は下記アドレスにてお問い合わせください。

    電話:029-858-9590
    メール:hinata@k.tsukuba-tech.ac.jp
    担当:櫻庭(サクラバ)